チョーク工場を見に行こう
学校や塾などで毎日使われるチョーク。 どのような順番で作られるのか?どうやってあの形になるのか? 詳しくご説明します! まずは混錬(こんれん)工程です。ミキサーに原料を入れて混ぜ合わせます。 原料原料は2種類で石灰石をくだいた炭酸カルシウムとホタテの貝がらをリサイクルした炭酸カルシウムです。 日本理化学のダストレスチョークは、年間20万トンも廃棄されるホタテの貝殻を微粉末にして再利用しています。 ミキサー原料に水を加えて紙粘土ぐらいの硬さになるまでよく練ります。色のついたチョークを作るときは顔料(がんりょう)を入れます。 粘土状に混ざった原料を、チョークの形に成形していきます。 押出機やわらかく練ったかたまりを押し出し機に入れます。 するとチョークの太さの穴から原料が押し出されて1本の長いひも状になって出てきます。 取り板50cmほどの長さに切ってまっすぐにそろえて取り板に15本並べます。 取り板の上に長くひも状に並べたチョークを規定の長さに切断します。 切断機切断機の両端にボタンが付いています。安全の為、2つのボタンを同時に押さないとふたは下りません。ふたには切断用のヒモが付いています。ふたが下りてチョークの長さに切りそろえます。 つぶれたり傷がついたりした不良のチョークはくし型の治具で取り除いて押し出し機に戻します。戻したチョークは原料として再形成されます。 やわらかいチョークを乾燥させて硬いチョークに仕上げます。 乾燥炉出口チョークを約6時間乾燥させます。 不良仕分けきず、曲がっている、かけている等のチョークは取り除きます。不良は「☓」迷ったときは「△」の箱に入れます。「☓」のチョークは粉にして原料で使います。「△」は責任者の品質指導のサンプルとして使用します。 コーティングをすることでチョークを使うときに手が汚れにくくなります。 整列機クリップにチョークを挟み、コーティング液をつける準備をします。 1つのクリップに12本チョークを挟むための機械です。 コーティングチョークをアクリル樹脂の液につけて乾燥させます。 チョークを小箱に詰め商品の形にします。 箱詰め不良の仕分けをして、チョークをクリップからはずします。 透明の仕切りトレイを交互に置いて6段に重ね小箱に入れます。 12本×6段で72本入りのダストレスチョークができました。 金属検出機小箱を金属検出機にかけてロット番号をつけて出来上がります。 商品の発送は、チョークにやさしい「荷姿」で、全国の販売店、小売業者へ発送されます。 【障がい者の社員とともに、安心な品質を維持】 計量原料の袋と材料の容器:バケツと 分銅を赤と青で用意します。赤と青の色で材料を管理することで誰でも間違いなく原料の分量を用意できます。 選別JIS規格工業基準に基づき長さ63mm 直径11mmの良品チョークを選定します。上限と下限の2種の直径を通すだけで合否判断が付きます。 時間管理ミキサーのスイッチといっしょに砂時計をひっくり返します。時計が読めない人でもミキサーの作業ができます。 【障がい者の社員とともに、皆様に喜ばれる商品を】...