
どのような作品を制作していますか?
羊毛を主な素材に植物や陶を組み合わせた立体作品を作っています。
モチーフは動植物。
イラストレーションやテキスタイルデザインなどにも携わっています。


アート活動の経緯や印象に残った作品ついて教えてください。
油絵科の卒業ですが、卒業後はデザイン会社の会社員でした。
会社勤めの傍ら個展やグループ展など、
作品の制作発表を細々と続けてきていました。
2012年の震災を機にアーティスト活動に生活をシフトしました。
作品を制作発表するのと同時にニードルフェルティングの講師をしています。
震災後のストレスフルな日常を
羊毛に触れることで和らげることができると気づいたからです。
生活の中の固定概念や苦しさから
ひと時でも離れることのお手伝いが私の役割だと思っています。
アーティスト活動や今後の予定

12/4から「パン・オ・スリール」さんで始まった、キットパス皆画展に出展した作品。
チョーク・キットパスとの出会いのエピソードや、
制作した作品について教えてください。
キットパスを初めて使ったのは、
渋谷にある「パン・オ・スリール」さんで行われた、
ササキヨシオさんの個展の時に、「ウインドウアートを描いて!」と
声をかけていただいたのがきっかけでした。
そのあと、恵比寿の「写真集食堂めぐたま」の企画
「ミラーアートギャラリー」にも参加させてもらって、
この時初めてキットパスで大きな作品を描きました。

写真集食堂めぐたまの「ミラーアートギャラリー」に参加した作品
チョーク・キットパスの気に入っている点は何ですか?
滑らかな使い心地、透明感、中間色の幅の広さが気に入っています。
特にブロックは平たいところと角になっているところで全然違う表現ができるなど、
描き方の自由度が高く、とても気に入っています。
この描きやすさのおかげで、心が解放されてしまう気がします。

作品のモチーフになっている「羊」をテーマにしたイベントに集まってくれた羊好きのみなさんと。
From Editors
お人柄そのままの、北原さんの作品。 立体も描画も、どこまでも柔らかくて、ふんわりしていて、世界がそんな優しさで満ち溢れてくれていたら素敵だな、といつも思わされます。 北原さんが描くそんな世界づくりにキットパスが少しでもお役に立てていたら、私たちもとても幸せです。