
日本理化学工業の工場のある美唄市出身初のオリンピックメダリスト、
柔道家の永山竜樹さん
どのような作品を制作していますか?
黒板に大きな絵を描く「黒板アート」作品を全国の学校で200点以上制作しています。
学校での出張図画工作・美術教室、商業施設での工作ワークショップ、ライブペイントショーなど、
アートと教育の分野で幅広く活動を行っています。
また、私は千葉県出身で、東日本大震災で被害を受けた旭市の飯岡海岸というところに作られた防波堤に
「竜王絵巻」という巨大な壁画を描きました。
【書籍情報】
【展示の予定】
2025年7月5・6日
デザインフェスタ vol.61 出展
東京ビッグサイト西&南館にて
デザインフェスタ vol.61 出展
東京ビッグサイト西&南館にて
2025年8月3〜9日
葉山(神奈川)で個展開催
Gallery Lanai にて
葉山(神奈川)で個展開催
Gallery Lanai にて

チョーク・キットパスとの出会いのエピソードや、使い始めた理由について教えてください。
武蔵野美術大学在学中に、「黒板ジャック」という企画に参加したのがきっかけで黒板画を始めました。
大きな画面に絵を描きたいという元々の欲求と、子どもたちや先生方が喜んでくれる嬉しさに見事にハマりました。
ダストレスチョークで作品を制作していたところ、飲食店でのチョークアート制作をするのにキットパスをおすすめしていただき、
それからは絵画作品の制作でも愛用しています。

特に印象に残っている作品があれば教えてください。
食べものや信号機など身の回りのものを描いています。
世代を超えて共感できることが大きいですが、何よりモチーフの質感に魅力を感じていて、
絵を通して何気ない身近なものの見過ごしがちな瞬間だとか、細部の魅力を切り取って絵にしていきたいと思っています。

チョーク・キットパスに関連する思い出やエピソードはありますか?
キットパス皆画展が印象に残っています。
友達の作品を見に行った年も、参加した年も。同じ大きさのキャンバスで並べられた作品たち。
モチーフは静物画や人物、抽象画、文字などさまざま。参加者の立場もさまざま。
どの作品も強烈に個を持っていて、どれも輝いていました。
けれど、キットパスという共通の画材で同じ場所と時にあって、丁寧に並べてもらい調和している。
キットパスを使っていることが誇らしくなるような、居心地のいい空間でした。


チョーク・キットパスの特徴や使い心地について、あなたが特に気に入っている点は何ですか?
チョークもキットパスも、手に持てば0秒で描き始められるのが何より好きです。
絵の具だと筆を用意して、バケツに水を入れないといけませんから。
チョークは限られた色を使い工夫して描いていくのが好きなので、今はほとんど6色と白で描いています。
キットパスは質感が好きです。銀色の巻き紙のときはチョコレートのようで美味しそうだと思っていました。
今の茶色の紙になっても美味しそうです。
それから、見たままの色が画面に乗るので、直感で描きやすいです。
初めて子どもに持たせる画材としてやお絵描き初心者にもおすすめしたいです。

「はるかなるカムイミンタラ」
2024年 旭川ハートベースにて 西村公一さんとの共同制作
From Editors
キットパスでもチョークでも、どんなときも「描く」という行為に全集中して、驚くべき作品をあっという間に生み出してしまうすずきらなさん。その姿はまさに「求道者」という印象です。
北口榛花さんの作品は昨年の旭川市での凱旋パレードでご本人と一緒にお披露目され、その迫力に多くの方が驚嘆されていました。「描く」という行為の無限の可能性を、これからも追求し続けていって欲しいと思っています。