Meet kitpas & chalk artists!
キットパスやチョークを使って活動されているアーティストをご紹介します
Peter and Joseph
ペトロアンドヨゼフ
(田川誠・深澤慎也)
@tagawamakoto.com
どのような作品を制作していますか?
ふだんは、キットパスや絵の具などを使用してキャンバスや紙などに作品を制作し、展覧会を開催しています。また、子どもたちと一緒にお絵かきをしてコラボレーションする大型アートのプロジェクトも実施しています。2024年3月には、アメリカ合衆国イリノイ州で現地の子どもたちと一緒にキットパスでウィンドウアートを描くワークショップを開催し、ニューヨーク州立大学(ストーニブルック校)では、キットパスを使ったワークショップとアーティストトークの機会をいただきました。私たちは「目に見えない大切なものを描く」をテーマにこれからもキットパスを愛用し、表現活動を継続していきます。
活動について教えてください。
日本のみならず、海外の仲間たちと一緒に活動を広げています。2024年11月にはアメリカ人のマイダスさんを日本にお招きし、海外初のキットパスアートインストラクターになっていただくためのプロポーザルをNouns DAOに提出し可決。日本ではマイダスさんと一緒に、静岡大学、富士市立神戸小学校、静岡県立田方農業高校、放課後等デイサービスカララ、みつけばハウス、日本理化学工業株式会社を訪問。キットパスを世界に、未来に広げていく活動を展開しています。
キットパスどのように使っていますか?
私たちが、キットパスを使って、初めて描いたのはこちらの作品です。この絵は人魚の涙。「涙には必ずしも悲しみだけではない、喜びの涙だってあるんだ」そのことを表現したかったのだと感じます。この作品は、日本理化学工業様に寄贈し、社内にて展示くださっています。
「人魚の涙」。
左は大山会長
キットパスを使い始めたきっかけは何ですか?
以前、須藤シンジさんが主催された渋谷区神宮前での「ピープルデザインストリート」で、アスファルトにチョークでみんなでお絵描きしていました。そこではじめて須藤さんから日本理化学工業のことを聞き、その場にいらした会長秘書の大山真里さんをご紹介いただき、翌週に川崎工場見学と、まさにトントン拍子に話が進みました。その時はじめて手に取ったキットパスの感触が忘れられず、キットパスを持ち帰り、それをきっかけに絵を描きはじめました。
キットパスに関連する思い出やエピソードはありますか?
東京都多摩市で開催された、「いのちのメッセージ展」でのエピソード。参加してくれたお子さんのキットパスで描いた赤い線がとても大切な「赤い糸」の表現であることに気付き、みんなでそのことを分かち合い作品に込めることができました。また、アメリカでのワークショップでは、小学校の授業で、ギプスをつけたある児童が、「何を描いたらいいの?」と質問してなかなか描きはじめられなかった時、「何を描いてもいいんだよ」と伝えたところ、「何をやってもいいの?どんなものを描いてもいいの?」と自由であることに気づいた瞬間、目をキラキラと輝かせながら思い思いにキットパスで描いていた姿がとても印象的でした。
キットパスのどこが好きですか?
キットパスの、やわらかくて、やさしくて、少しの力でもしっかり色が表せるところが好きです。これまでキットパスを使って、たくさんの方々とワークショップを開催してきました。その中で特にキットパスに感動したことは、やはり発色の良さです。お子さんからお年寄りの方、病気や障害のある方々にも描きやすいことがとても気に入っています。また、キットパスは「人によろこんでもらいたい」という日本理化学工業さんの真心の結晶だと感じています。私たちはこの結晶で描ける喜びを実感し、それを多くの方に知っていただきたいのです。キットパスを使って描いてみたらわかります。多くの方に、このことを実感してほしい、気付いていただきたいのです。
田川さんと深澤さんは、2024年に初めてアメリカ人のキットパスアートインストラクターさんの誕生に尽力されました。
2024年11月にはMidas(マイダス)さんの初来日、川崎工場の見学もされ、キットパスの世界発信に今後大きく力を注いでくださいます。
Nouns(ナウンズ※1)は、2021年8月8日にリリースされた、ピクセルドット風のキャラクターをモチーフにしたNFTコレクション(※2)です。
World Wide Nouns from JAPANのライブ放送も毎週開催され、世界への発信に力を入れておられます。
(Xのアカウントから情報発信がありますので是非ご参加ください。@tns_openmic)
日本理化学としても、こうした世界基準の活動と発信を応援し、またキットパスを世界ブランドに!の合言葉で共に行動できることを心から感謝しています。
まだまだたくさんの夢ある活動に着手されている「ペトロアンドヨゼフ」さんの活動から目が離せません。
※1 Nounsとは
Nounsの最大の特徴は、Nouns DAOという分散型自律組織によって毎日1体のNFTが永続的に生み出され、オークションによって販売されるというシステムにあります。
毎日1体だけ発行されるNounは、イーサリアムのブロックハッシュに基づいてランダムに生成され、同じデザインのものは何1つとして存在しませんが、全てのNounは等しく希少とされています。
※2 NFTコレクションとは
同じテーマやスタイルの非代替性トークン(NFT)で構成される一連の作品群のことを指します。これらのコレクションは、デジタルアート、音楽、動画、ゲーム内アイテム、仮想不動産など、さまざまな形のデジタル資産を含むことができます。NFTコレクションには、収集性や希少性があり、同じコレクション内でも各作品によって価値や人気が異なります。